
関東医真菌懇話会の事務局長を務めさせていただきます、昭和医科大学医学部内科学講座臨床感染症学・昭和医科大学病院感染症内科の時松一成と申します。歴史ある本懇話会の運営に携わる機会を得ましたことを、大変光栄に存じます。
本懇話会は、1980年の第1回開催以来、約45年にわたり、真菌を共通のテーマに基礎研究、皮膚科学、内科学をはじめとする多様な分野の研究者・臨床医が一堂に会し、自由闊達な議論を重ねてまいりました。毎年の学術集会は、歴代の会長を各領域の先生方が担い、その都度新しい視点を持ち寄ることで、真菌学の発展に寄与してまいりました。
本懇話会は、日本医真菌学会の後援を受けつつも、独自の企画と運営を大切にし、全国学会との連携と自律的な活動を両立させております。また、若手幹事の登用などを通じて、次世代を担う人材育成にも力を注いでおります。
今日、真菌感染症に関する学術的・臨床的課題は、診断・治療の進歩のみならず、免疫学、分子生物学、環境医学など幅広い学問領域との関わりの中で、ますます重要性を増しております。本懇話会は、多様な知見を結集し、互いに学び合う「知の交差点」として、その役割を果たし続けてまいります。
これまでの歴史を礎に、さらに時代に即した発展を遂げられるよう、役員一同、誠心誠意努力を重ねてまいります。会員の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年9月
関東医真菌懇話会事務局長
関東医真菌懇話会事務局長
時松 一成