第114回日本消化器病学会四国支部例会
第125回日本消化器内視鏡学会四国支部例会

会長挨拶

第114回日本消化器病学会四国支部例会 会長挨拶

会長 渡部 祐司
愛媛大学大学院医学系研究科 消化管・腫瘍外科学 教授

このたび、第114回日本消化器病学会四国支部例会を担当させていただくことになり、大変光栄に存じますとともに、本会のもつ歴史と伝統に恥じない学術集会になるよう努力する所存です。合同開催の第125回日本消化器内視鏡学会四国支部例会の堀伸一郎会長とともにオリジナリティーあふれる充実した企画を目指したいと思います。また、本会期中に専門医セミナー(惠木浩之会長)を開催し、2つの例会と併せて消化器病疾患について幅広く学んで頂けるプログラムを考えております。
ゲノム医療と化学療法の進歩による推奨治療法の個別化、合併症の軽減と精度向上を目指すロボット支援手術、肥満手術が糖尿病治療の選択肢の一つになるなど、多方面で想像もできないスピードで医療が進歩しています。本会では、最新の知見を学べるよう工夫すると共に、特別講演として肥満代謝外科のパイオニアかつトップランナーである笠間和典先生に、肥満代謝治療の現状と将来についてお話し頂き、四国でも今後広まることが予想される肥満外科治療をご聴講頂きたいと考えております。
COVID-19の影響で、多くの国内外の学会が延期や中止を余儀なくされておりますが、オリンピックの影響を想定して年末開催の予定としていたため、何とか通常開催できるのではないかと推測しております。一方、最近では高精細動画と双方向通信を用いたWeb開催も試みられつつあり、学会の質を保ちつつ様々な障害に影響されない学会のインフラ構築を考えなければならない時代がきているようにも思います。
年末の大変慌ただしい時期の開催ではありますが、四国における消化器病診療や研究の成果を発信し、よく学びよく遊べの精神で充実した2日間を過ごして頂けるよう準備したいと思いますので、奮って多数の演題登録とご参加をお願い申し上げます。
最後になりましたが、支部長の日浅陽一先生をはじめ幹事、評議員の皆様に紙面をお借りして心より御礼申し上げます。

第125回日本消化器内視鏡学会四国支部例会 会長挨拶

会長 堀 伸一郎
独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター
がんゲノム医療センター部 副がんゲノム医療センター長

このたび、第125回日本消化器内視鏡学会四国支部例会の会長を拝命し、支部例会を開催することになりました。第114回日本消化器病学会四国支部例会(会長 愛媛大学大学院医学系研究科 消化管・腫瘍外科学 渡部祐司教授)と共催で、2020年12月19日(土)、20日(日)に松山市総合コミュニティーセンターにおいて開催させていただきます。
このような機会を与えてくださいました四国支部 高山哲治支部長、幹事、評議員ならびに会員の皆様に心より感謝いたします。
本年は、年始からのCOVID-19の世界的な広がりもあり、日常生活に大きな影響を及ぼしました。その象徴的出来事が、東京オリンピックの延期でした。
消化器内視鏡診療も、検査の施行自体に感染リスクを内包しており、徹底した感染防御の実践や、不要不急と思われる検査を抑制せざる得ない状態がしばらく続きました。
また、例年春から初夏にかけて開催される学術集会の多くが、延期や中止を強いられ学術活動にも大きな影響が出ております。第二・三波と感染が再燃する可能性もありますが、5月末には日本全国で緊急事態宣言が解除され、明るい兆しも見えてきております。一医師として今後の診療や学術活動のありようについても、深く考えさせられました。
さて、消化器内視鏡は、消化器疾患の診断、治療をおこなう中で、欠かせないピースであり、日常臨床において重要な役割を担っています。今回の例会では、例年通り合同シンポジウム、一般演題、研修医・専攻医優秀演題セッション、共催セミナー等を予定しております。
特別講演は、京都府立医科大学分子標的予防医学講座 特任教授 石川秀樹先生にお願いいたしました。
年末の慌ただしい時期の開催となりますが、会員の皆様におかれましては、多数のご参加と演題登録をお待ち申し上げます。充実した会になるよう準備をすすめて参りますので、会員の皆様にはどうかご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、皆様どうぞご自愛ください。
会員の皆様に会場でお目にかかれることを、切に願います。