第33回日本外科感染症学会総会学術集会

ご挨拶

第33回日本外科感染症学会総会学術集会 開催にあたって
「経験からその検証へ」

第33回日本外科感染症学会総会学術集会
会長:長谷 和生(防衛医科大学校長)

 この度、第33回日本外科感染症学会総会学術集会会長を拝命し、2020年11月27日(金)~28日(土)に、東京浅草にあります浅草ビューホテルにおいて学術集会開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症流行の長期化を鑑み、慎重に検討を重ねました結果、現地での開催を断念して、完全Web形式による学術集会を開催することといたしました。開催形式の変更により、皆様には多大なるご心配とお手数をおかけいたしますこと心よりお詫び申し上げます。

 今回の学術集会のメインテーマを「経験からその検証へ」といたしました。これは臨床や研究において、これまで「経験」として行われてきた外科処置や感染症対策をもう一度見直し、それを「検証」することにより、令和の外科感染症学に見合った新しいエビデンスを構築したいとの願いであります。周術期感染対策から抗菌薬の適正使用など、「経験からその検証へ」を実現できるように、特別講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップ、パネルディスカッション等を多数企画しております。また本学会の特徴の一つでもあります看護師、薬剤師、臨床検査技師などの多職種が大勢参加し、それぞれの立場からの意見を出し合い、チーム医療として外科感染症対策を行えるようなセッションも企画しております。11月27日(金)、28日(土)にライブ配信を行い、一部のセッションについてはオンデマンド配信を行う予定です。

 浅草にお迎えできないことは、誠に残念ですが、通常開催同様に外科感染症学の発展に寄与する有意義な学術集会になりますように最善を尽くす所存でございますので、引き続きご理解、格段の御指導、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。