ご挨拶
謹啓
各位におかれましては時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
日本精神神経科診療所協会の歴史は、昭和49年12月、東京、大阪、神奈川、兵庫の開業精神神経科医が集い日本精神神経科診療所協会を結成した所から始まります。当時の会員数は150名でしたが、平成24年4月1日には内閣府認可の公益社団法人となり、現在の会員数は約1700名と増大しております。
精神科医療をめぐる情勢は大きく変動し、疾患の病態は多様化し、平成26年には精神疾患の外来患者が360万人を超えています。その受け皿として精神科診療所の果たす役割は年々大きくなっています。
先に埼玉で行われた第25回学術研究会ではテーマ「つなぐ~精神科診療所にできること~」のもと、精神科診療所と臨床研究、学会活動、行政や関係諸団体との連携・協力、広報活動、地域の医療計画への参画など連携の重要さについて研究を深めることが出来ました。
この度 愛知・岐阜・三重3県の精神神経科診療所協会共催により、公益社団法人日本精神神経科診療所協会(日精診)2020年度定時総会 第26回(通算47回)学術研究会を2020年6月6日(土)・7日(日)に名古屋国際会議場にて開催させていただく運びとなりました。
大会テーマを「日常課題への挑戦~ここからひらく外来精神医療の未来~」といたしました。
1700人の会員を要する日精診は、これまで臨床研究、学会活動、行政や関係団体との連携・協力、地域の医療計画への参画などを行い委員会を組織して多くの課題に取り組んでおります。
医師一人のテナントクリニックから多機能型、専門型など私たち精神科診療所のありようは様々ですが、日々診療の忙しさの中で、日常課題をこなすのに精一杯という状況にあるのではないでしょうか?
「日々増大し、また時に直面させられる日常課題を改めてじっくり取り上げたらどうか。そして会員相互で話し合い、課題解決への光明を見出すことにより外来精神医療の未来に新たな希望が持てるようにしよう。」このような思いの中で本学術研究会の大会テーマ「日常課題への挑戦~ここからひらく外来精神医療の未来~」が決まりました。
これからの精神医療には連携が大事でございます。本大会には精神科医師のみならず、精神保健福祉士・臨床心理士・看護師等多くの皆様が参加され、研鑽を深め、そして交流して相互理解が深まるよう切に願っております。またランチョン・アフターヌーンセミナーも充実し2日間とも楽しく勉強できるようなプログラムを考えています。どうぞ皆様気軽に名古屋にいらしてください。お待ちしております。
末筆ながら、各位のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
謹白
公益社団法人 日本精神神経科診療所協会 2020年定時総会 第26回(通算47回)学術研究会 | |
大会長 愛知精神神経科診療所協会 会長/内藤メンタルクリニック 院長 | 内藤 泰宏 |
副大会長 岐阜精神神経科診療所協会 会長/ウェルネス高井クリニック 院長 | 髙井 昭裕 |
副大会長 三重精神神経科診療所協会 会長/森本メンタルクリニック 院長 | 森本 義典 |
実行委員長 愛知精神神経科診療所協会/鳴海ひまわりクリニック 院長 | 池田 淑夫 |
2019年8月吉日