ご挨拶
第48回日本東洋医学会中四国支部総会
会長 沖本二郎
第48回日本東洋医学会中四国支部総会開催にあたり一言ご挨拶させていただきます。
令和最初の中四国支部総会を岡山で開催することになり、非常に嬉しく思っています。
東洋医学は、学生教育にも必須となり、多くの臨床医が漢方薬を使用する時代となりました。おもしろい事に指導医レベルの先生が学生時代には教育を受けた事がなく、東洋医学の分野だけは、指導医と研修医の立場が逆転しているそうです。
さて、東洋医学会に参加される先生方の東洋医学の立ち位置はどこにありますか?①東洋医学を中心に足りずを西洋医学で②西洋医学を中心に足りずを東洋医学で、の2通りでしょう。そして、ほとんどの先生方は西洋医学を中心に足りずを東洋医学での診療であると思います。
そこで、今回のテーマは「西洋医学で困った時の東洋医学(漢方治療)」としました。一般演題もこれに沿って募集し、会長講演も「西洋医学で困った時の漢方治療ー呼吸器疾患」としました。
また、 ランチョンセミナーに「萩原圭祐」先生、特別講演に「木村容子」先生をお招きし、すばらしい御講演を拝聴できることを楽しみにしています。
岡山といえば、後楽園、倉敷美硯地区、瀬戸大橋が有名ですが、これら観光地を訪れたことのある会員の方には、ホームページに載せました高梁備中松山城をおすすめします。天守の残る唯一の山城(雲海の城)として、NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングにも登場しています。学会の合間に訪ねてみてください。
中四国支部総会の前日には、岡山県部会も開催しますので合わせて御参加くだされば幸いです。
多くの会員の方と、岡山でお会いできるのを楽しみにしています。