MRSAフォーラム2019<

研究倫理を語る会【認定】研究倫理川柳審査委員会(Senryu-Review-Board)

【委員長】江花 有亮(東京医科歯科大学生命倫理研究センター 講師)
【副委員長】澁谷 和俊 (東邦大学医学部 病院病理学講座 教授)
【委員】板井 孝壱郎(宮崎大学医学部医学科 社会医学講座生命・医療倫理学分野 教授)
【委員】赤羽 悟美(東邦大学医学部  生理学講座統合生理学分野 教授)



第5回研究倫理を語る会「研究倫理川柳」優秀作品発表

大会長賞(1名)

雅号:猫 様

川柳:語る会 語らずおわる むなしさよ

説明:語る会に毎回参加しているが、こちらから発言できることってないんですよね~。
とにかく参加して勉強、勉強。

※諸般の事情により、今回“誰も語らずおわる”という異例の事態に対する想いを作品に重ねて選ばせていただきました。

最優秀賞(1名)

雅号:江具全譜戸 様

川柳:学会前 慌てふためく 未申請

説明:先生、なぜ事務局に相談してくれなかったのか。いや、これは科の教育の問題ですね。

優秀賞(2名)

雅号:彩シャン 様

川柳:委員会 ほんとにこれで いいんかい?

説明:CRBの運用が「本当にこれでいいのか?」と試行錯誤の日々也。


雅号:URA 様

川柳:ひらめくも 倫理通すは ひと苦労

説明:良い研究のアイデアを思いついても倫理員会の承認を得る道のりには苦難があります。

SNS賞(1名) 

雅号:パンダ 様

川柳:先生の 頭の中まで 読めません

説明:この研究で結局何がしたいのか、さっぱり伝わらない申請書や計画書を読んでいるときに頭に浮かぶつぶやきです。私はエスパーではありません・・・と言いたくなります。




第5回研究倫理を語る会「研究倫理川柳」投句作品集

※掲載許可をいただいた作品のみ公開しております

雅号:月にかわっておしおきよ♪ 様

川柳:pureすぎる 君のやり方 不適合

説明:研究者の思いはわかるのですが…


雅号:よみ人知らず 様

川柳:人指針? 医学系指針? どっちなの?

説明:「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の略し方が人によって、酷いときには同一文書中でも違う事について思いをはせました。


雅号:よみ人知らず 様

川柳:教育は 受けてないわと 無を記載

説明:倫理講座を受講しないと申請資格がないと明示しているのに、堂々と受講暦に無と記載なされる申請者の方々・・・理解できません。


雅号:よみ人知らず 様

川柳:計画書 つい長々と 読みふけり

説明:申請書類が貯まっていて審査をどんどん進めなければいけないのに・・・ついつい興味のある研究計画書を熟読してしまい、手が止まってしまう。そんなことありませんか?


雅号:臨床研究法 様

川柳:適応外!申請作業も想定外

説明:医学系指針のつもりが特定臨床研究の区分判定を受けた気持ちを詠みました。


雅号:江具全譜戸 様

川柳:さようなら 又会う日まで ゲノム指針

説明:ありがとう、さようなら を完全にしたいです。又会う日まで ということは、又あってしまうのでしょうか。


雅号:江具全譜戸 様

川柳:困ります 1週間では できません

説明:事務局員 心の叫び


雅号:佑 様

川柳:一言で 語り尽くせぬ 倫理観

説明:倫理の世界に足を踏み入れてから1年経たずです。日々勉強と感じています。


雅号:佑 様

川柳:倫理学 知れば知るほど 奥深き

説明:倫理の世界に足を踏み入れてから1年経たずです。日々勉強と感じています。


雅号:佑 様

川柳:倫理って ヒトゴトじゃない 明日わが身

説明:今は審査する側でも、被験者側になる可能性もゼロではないわけで。他人事な審査ではなく、患者さんの立場にたった審査を心掛けたいものです。


雅号:URA 様

川柳:侵襲と 非侵襲との 違い得ず

説明:臨床研究法が定義するところの非侵襲の意味がわかっていないと倫理委員会の承認を得るうえで困ります。


雅号:URA 様

川柳:捏造の 悪意の不在 誰が知る

説明:真面目に研究している人間としては、悪意がない(=故意ではない)ので研究不正ではないという論法にはうんざり。


雅号:彩シャン 様

川柳:研究者 この後に及び 法って何?

説明:「この内容は臨床研究法対象です」とPIに連絡したら「法って何?」と。(涙)


雅号:彩シャン 様

川柳:ICF カモンベイビー 読みやすくっ!

説明:専門用語だらけのICF。患者さん、ご理解できません。


雅号:よみ人知らず 様

川柳:どこだっけ 付箋だらけの ガイダンス

説明:申請の度にガイダンスを確認するので付箋だらけになってしまいました。結果として、調べたいことがなかなか見つからないことも。


雅号:パンダ 様

川柳:何クリック すれば文書に たどり着く

説明:ホームページからオプトアウト文書の掲載場所を探すときのつぶやきです。自機関の反省を込めてでもあります・・・。


雅号:パンダ 様

川柳:パブコメを 出そう! 後で泣かぬため

説明:法や指針が変わるとき、パブコメの段階で意見を出すのが、後の苦労を減らすためにも大事だな・・・との思いです。


雅号:猫 様

川柳:倫理をば 語るためには われ研く(みがく)

説明:勉強不足なんです。どれだけ勉強したら「倫理」って語れるのでしょうか?


雅号:猫 様

川柳:りんりって ほんと何が 正解か

説明:研究倫理には指針や法があってある程度見通しが立つが、臨床倫理は何が正解なのか今でもわからない。


雅号:デバネズミ 様

川柳:理解して 敵じゃないの わからぬか

説明:倫理審査委員会や事務局を研究実施の障壁と捉えられており辛くあたられる現状


雅号:デバネズミ 様

川柳:今もって 指針てなあに 辛すぎる

説明:今だ指針の内容の理解以前に指針遵守を知らず驚かされる現状


雅号:デバネズミ 様

川柳:度々の 承認何時 君次第

説明:頻回に事務局に何時承認されるんですかと問合せながら適切に対応できない悲しい現状


雅号:グソクムシ 様

川柳:ご利用は 計画的に CRB

説明:審査申請資料を締め切った後に「差し替えお願いします!」とか、ツラいです。


雅号:在府亭 栗倫 様

川柳:なるほど医者の常識非常識

説明:稀に,指針を歯牙にもかけない方がいらっしゃいます。


雅号:在府亭 栗倫 様

川柳:事務局は 対岸の火事 働き方

説明:働き方改革なんて言っていたら事務局業務は成り立ちません。


雅号:在府亭 栗倫 様

川柳:気が付けば 利益ver. 3.1

説明:利益相反自己申告書はH30.3.2に発出されてから短期間に5回もバージョンアップ。


雅号:詠みびと知らず 様

川柳:知らなかった!それでも研究できません

説明:知らず知らずに不正を犯しても研究が止まってしまうことがある


雅号:詠みびと知らず 様

川柳:忘れてた!書類の不備にご注意を

説明:手続きを忘れてしまい、そのままずるずると不正になってしまうことがあるため


雅号:詠みびと知らず 様

川柳:これぐらい、ごまかしきれるとつい油断

説明:これぐらいはいいか、とごまかして不正をしてしまい、取り返しのつかないことになる


雅号:まめ 様

川柳:忘れない 謝罪されても あの言葉

説明:電話で強い言葉を受けたときのことです。


雅号:まめ 様

川柳:常勤は 名のみばかりの 任期付き

説明:常勤と言っても。非常勤の頃を思えば、ずっと良いのですけれど…。


雅号:ぴょんぴょん 様

川柳:学会よ 適用範囲 解ってる?

説明:明らかに指針適用外の研究でも、学会側から倫理承認が求められているとの理由で申請される案件が多い。


雅号:ぴょんぴょん 様

川柳:シミュレータ 一体何を 審査する?

説明:シミュレータを使って実施するものでも論文投稿先から倫理承認や施設の許可が求められていると申請がある。シミュレータの倫理性って何でしょう。


雅号:ぴょんぴょん 様

川柳:修正版 「採用です」は ないでしょう

説明:研究計画書等について修正の依頼をすると、修正の代わりに「採用です。」との回答が返ってきました。一体誰の研究ですか?


雅号:よみ人知らず 様

川柳:添付書類 期限過ぎても 揃わない

説明:研究計画書以外は後日の提出を認めていますが、その後日の締め切りにも間に合わないことが多いので、苦労しています。


雅号:よみ人知らず 様

川柳:いつまでも 再開しない システムよ

説明:某システムが長期メンテナンスから復帰する兆しも連絡もなく、倫理審査事務局として外部への提示がしにくい状況で困っています。


雅号:よみ人知らず 様

川柳:問い合わせ もっと早くに 聞いてほしい

説明:申請直前や承認が下りた後に問い合わせがきて、対応に困ることがあります。


雅号:みゅーあ 様

川柳:既存試料 なんだかんだで オプトアウト

説明:口頭同意が原則の既存試料、まあ逃げ道はあるんですけど、その書きぶりじゃちょっとねぇ。。。


雅号:みゅーあ 様

川柳:単施設後方視的観察研究♡

説明:好きなタイプの新規研究です。(査読担当)


雅号:みゅーあ 様

川柳:増えてゆく一括審査 ぢっと手を見る

説明:今後増えていくと思われる一括審査。委託元機関の体制の確認など受託する側の負担は大きくなる予感がします。働けど働けど猶我が生活楽にならざり、、、


雅号:shin1t 様

川柳:日本語の わかりやすさも 倫理です

説明:被験者へのわかりやすい説明はインフォームドコンセントに直結しており、倫理上の問題であることを認識してもらいたいと思います。


雅号:よねかお 様

川柳:研究法 代表楯に 邁進す

説明:研究法が施行され、代表を楯とするからこそ参加できるという分担施設としての実感


雅号:よねかお 様

川柳:代表に ケチつけるなと 疑問消す

説明:有名代表機関で承認されている場合、疑問に蓋をする自分がいる


雅号:よねかお 様

川柳:言い回し 指摘で審査 炎上中

説明:言い回しの指摘を否定するわけではないが、そこに意見が集中する時の複雑な心境




研究倫理川柳 投句

あなたの気持ちを五・七・五のリズムにのせてみませんか?
研究倫理川柳審査委員会(Senryu-Review-Board)にて選考いたします。
倫理的に適切ではないと判断された作品は「不承認」といたしますので予めご了承ください。


募集する作品

五・七・五の十七音からなる「研究倫理」にちなんだ川柳

募集締切

2020年2月14日

応募方法

本ページ最下の応募フォームより、ご登録をお願いいたします。

優秀賞(予定)

優秀作品は、2020年2月29日(土)第5回研究倫理を語る会開催時に発表いたします。
大会長賞1名、最優秀賞1名、優秀賞2名、SNS賞1名

問い合わせ先

E-mail:katarukai5@med-gakkai.org