第59回日本生体医工学会大会
合同開催:The 11th Asian Pacific Conference on Medical and Biological Engineering (APCMBE2020)

大会長挨拶

オンライン開催への変更にあたって

 まずはこの度新型コロナウイルスに罹患された皆様、またその関係者の皆様にお見舞い申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大の情勢を鑑み、「第59回日本生体医工学会大会」をWEB開催および誌上発表にいたしました。会期は2020年5月25日(月)・26日(火)・27日(水)と変わりありません。

 皆さまとは、「晴れの国おかやま」にて直接お会いできないのが誠に遺憾ではありますが、皆さまの健康などを考えると苦渋の決断でありました。皆様のご理解をいただければ幸いです。また、COVID-19医療最前線で対応に追われている会員には大変感謝しております。

 本大会のテーマは「生体医工学のグローバル展開に向けて」で、APCMBE(Asian Pacific Conference on Medical and Biological Engineering)と同時に開催することは既にお伝えしてありましたが、このような世界情勢により諸外国からの渡航が制限されております。しかし、近年のIT技術の発達によりWEB開催での開催を予定しています。WEB開催は初めての試みでありますが、様々な準備・工夫をかさねております。発表者の皆様には大変ご負担をかけますが学問の歩みを止めないため、リモート・アクセス化のニーズ等に対応して学術集会の形態をより一層発展させていくための一助とすべくご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。

 今回のコロナ禍が終息した暁には「晴れの国おかやま」に是非来ていただきたく思います。

 皆さまと共に、わが国の生体医工学において最高の学問レベルの学会を実現したく存じます。皆さまのご参加、ご支援をお待ち申し上げております。

 このコロナ禍の早期収束を心からお祈りします。

第59回日本生体医工学会大会
大会長 成瀬 恵治
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 システム生理学

 このたび「第59回日本生体医工学会大会」を2020年5月25日(月)・26日(火)・27日(水)、JR岡山駅直結の『岡山コンベンションセンター』にて開催するはこびとなりました。岡山での開催は1998年5月に倉敷で行われて以来となります。

 日本生体医工学学会は、1962年10月に日本ME学会として創立されました。 生体医工学は、医学に工学技術を取り入れて、生命現象を明らかにするとともに、診断や治療に有効な手段を提供する、新しい専門分野です。日本生体医工学会は、大学や研究機関などで行った生体医工学分野の研究成果を発表し、情報交換を行う機会を提供しています。

 本大会のテーマは「生体医工学のグローバル展開に向けて」です。APCMBE(Asian Pacific Conference on Medical and Biological Engineering)と同時に開催することもあり、同学会との合同シンポジウム、また、シンポジウム、オーガナイズドセッションなどの企画セッションでは英語での発表の推奨をしております。

 岡山は「晴れの国おかやま」と呼ばれ、①晴れの日が多い、②温暖な気候、災害が少ない、③美味しいものが多いことで有名です。また、倉敷美観地区、風光明媚な多島美で名高い瀬戸内海も、岡山駅から容易にアクセスできます。地元名産品も多数ございますので、議論の疲れを癒し今後の英気を養う機会にしていただけましたら幸甚です。みなさまの多数のご参加を心よりお待ちしております。

第59回日本生体医工学会大会
大会長 成瀬 恵治
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 システム生理学