第64回日本呼吸器学会中国・四国地方会/第29回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会/第71回日本結核・非結核性抗酸菌症学会中国四国支部会

会長挨拶

第64回日本呼吸器学会中国・四国地方会 会長挨拶

第64回日本呼吸器学会中国・四国地方会 会長
阿部 聖裕
愛媛医療センター 呼吸器内科

 この度第64回日本呼吸器学会中国・四国地方会を松山市において開催させていただくことになりました。伝統ある本学会の会長を努めさせていただくこと、大変光栄に存じます。本来であれば本年7月に岡山市で、瀧川奈義夫会長のもと第63回日本呼吸器学会中国・四国地方会が開催される予定でしたが、残念ながらCOVID-19の影響で来年8月に延期となりました。そしていまだ続くコロナ禍の中、先行き不透明な状況での第64回の開催のご案内になります。予定通り本学会が開催できることを祈るばかりです。
 この学会も例年通り日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会、日本結核・非結核性抗酸菌症学会中国四国支部会との合同開催となります。昨年の山口での学会は2日間の開催でしたが、今回は1日のみの開催となります。タイトなスケジュールではありますが、共同開催の利点を生かし、COVID-19や他の呼吸器疾患の新しい診断や治療法などを学ぶよい機会になるよう、そして学生や研修医から中堅・ベテランの先生方にも有意義で魅力的なものになるように準備してまいります。また特別講演として大阪大学放射線科教授の富山憲幸先生に「画像診断の現状と今後:コンピュータ支援診断・人工知能を含めて」と題してご講演いただく予定です。
 多数の演題をご応募いただきますようお願い申し上げます。そして11月21日、晩秋の松山に多くの先生方がご参加くださることを心よりお待ちしています。

第29回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会 会長挨拶

第29回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会 会長
森高 智典
愛媛県立中央病院 呼吸器内科

 この度、2020年11月21日(土)に松山市総合コミュニティセンターにおいて第29回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会を開催させていただくことになりました。伝統ある学会の運営を担当させていただく機会をいただき誠に光栄に存じます。
 今回も日本呼吸器学会、日本結核・非結核性抗酸菌症学会の中国四国支部会と合同開催させていただきます。
 呼吸器疾患の診断、治療においてゲノム情報が活用され呼吸器内視鏡はこれまで以上に重要な役目を果たすことになります。
 呼吸器内視鏡の適応、機種やデバイスの選択、安全な手技とICなどについて専門医と若手医師の交流の場として本学会は有用な機会です。
 研修医、専門医向けの気管支鏡実技セミナーも予定いたしております。
 会員の先生方には御協力・ご指導いただきますと共にセミナーへの登録をお願いいたします。
 新型コロナウィルス感染の収束を願いながら、岡山市で開催予定の第61回日本肺癌学会学術総会との期日が近い状況ではありますが積極的な演題登録と学会への参加をお願い申し上げます。

第71回日本結核・非結核性抗酸菌症学会中国四国支部会 会長挨拶

第71回日本結核・非結核性抗酸菌症学会中国四国支部会 会長
塩出 昌弘
愛媛労災病院 呼吸器内科

 この度、第71回日本結核・非結核性抗酸菌症学会中国四国支部会を、令和2年11月21日(土)に、松山市総合コミュニティセンターにおいて開催させていただくこととなりました。伝統ある学会を担当する機会を頂きましたことを誠に光栄に存じております。
 今回が、「日本結核病学会」から「日本結核・非結核性抗酸菌症学会」へ学会名が改称されてから初めての支部会となります。本学会は、現代においても呼吸器を担当する医師にとって必ず押さえておかねばならない疾患である「結核」と、近年、高齢化や生物学的製剤の使用増加により重要性が増した「非結核性抗酸菌症」をメインテーマに据えて、新たなスタートをきるものです。両疾患に関する学術的成果発表の場であるとともに、同時に開催される日本呼吸器内視鏡学会支部会ならびに日本呼吸器学会地方会に参加される多くの若い先生方に両疾患の勉強の場を提供したいと考えています。
 しかし、会長挨拶を書いている現時点は、新型コロナウイルスが猛威を振るっている最中です。我々呼吸器科医は、各施設・地域での新型コロナウイルス対策の最前線に立って活動しているものと思います。我々が活躍できる基礎には、結核や他の呼吸器感染症の診療を通じて培った経験が大きいと考えられます。ハードな診療で疲弊しているかもしれませんが、我々呼吸器科医の底力を示し、若手医師・学生に呼吸器診療の魅力をアピールする絶好の機会と前向きにとらえて日々の診療に努めてください。
 現時点では、本支部会が開催できるかどうか、開催方法の変更が必要かどうかなど、先行きが見通せない状況にありますが、部会・地方会を担当する者として最大限の努力をしていきたいと考えています。
 まずは、積極的な演題の応募と開催を前提とした多数の先生方の参加をお願い申し上げます。