第62回日本呼吸器学会中国・四国地方会
第28回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会
第70回日本結核病学会中国四国支部会

会長挨拶

第62回日本呼吸器学会中国・四国地方会 会長挨拶

第62回日本呼吸器学会中国・四国地方会
会長:亀井 治人
(国立病院機構 山口宇部医療センター 呼吸器内科)
 この度、第62回日本呼吸器学会中国・四国地方会を、山口市の山口県健康づくりセンターにおいて開催致します。伝統ある学会の運営を担当する機会を頂きましたことを誠に光栄と存じております。
 今回も日本呼吸器内視鏡学会ならびに日本結核病学会の中国四国支部会との共同開催であり、中国・四国地方で呼吸器診療の各分野を牽引する仲間が一堂に会し、互いに新しい診断技術や治療法などを学び、そして親交を深める絶好の機会になると期待しております。
 呼吸器病学の進歩は目覚ましく、基礎と臨床の橋渡し研究の成果を元に革新的な診断・治療法が次々に登場し、呼吸器診療のupdateが急速に進んでいます。さらに本邦においては高齢化社会を迎えて呼吸器疾患が増加一途であるという時代背景の中、呼吸器科医には自らの専門領域以外の分野についても常に知識をリニューアルし、広く呼吸器疾患に対応できる素養を身につけるとともに、自らが良きメンターとなり、新たな呼吸器診療の担い手を育成することも求められています。
 冬期に開催される日本呼吸器学会中国・四国地方会は、当地域で研鑽を積む研修医、若手医師にとって呼吸器診療の魅力を強く感じることができる場である事を最大の使命としておりますが、今回の学会も3学会共同開催のメリットを生かし、若手から熟練者まで、参加して有意義な会であったと感じて頂けますように関係者一同力をあわせて運営にあたる所存です。
 多数の方々のお越しをお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

第28回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会 会長挨拶

第28回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会
会長:青江 啓介
(国立病院機構 山口宇部医療センター 腫瘍内科)
 このたび、令和元年11月23日(土)・24日(日)、山口県健康づくりセンター(山口県総合保険会館)におきまして、第28回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会を開催させていただくことになりました。伝統ある学会を開催させていただくこととなり、誠に光栄に存じております。
 今回も、第62回日本呼吸器学会中国・四国地方会、第70回日本結核病学会中国四国支部会と3学会合同で開催させていただきます。
 呼吸器内視鏡は、呼吸器診療においても最もダイナミックな分野で、診断では、超音波気管支鏡を用いたEBUS-GS, EBUS-TBNAの普及、気管支ナビゲーション、クライオバイオプシー、治療では種々のステント、サーモプラスティーなどの技術が用いられ、新進気鋭の若手医師の活躍の場となっています。また、中国四国地方には超音波気管支鏡やEWSの黎明期から世界的に活躍されてきた先生方も多く、最先端の知識・技術を直接に触れることのできる恵まれたエリアです。是非、この機会に日常的に取り組んでいる呼吸器内視鏡について発表いただき、さらに若い先生方の勉強の機会になれば幸いです。
 積極的な演題のご発表、ご参加を心よりお願い申し上げます。

第70回日本結核病学会中国四国支部会 会長挨拶

第70回日本結核病学会中国四国支部会
会長:國近 尚美
(山口赤十字病院 内科)
 この度、第70回日本結核病学会中国四国支部会を、令和元年11月23日(土)、24日(日)に、山口県健康づくりセンター(山口市)にて開催させていただくこととなりました。歴史ある学会の会長を務めさせて頂くこととなり、誠に光栄に存じております。微力ではありますが、関係者一同で力を合わせご参加の皆様方のお役に立てるような学術集会になるよう務める所存です。
 日本結核病学会は、1923年(大正12年)に北里柴三郎博士らによって設立された学会です。学会発足当時は、日本における結核の死亡率は、人口10万人対200を超えており、学会設立の目的は結核研究の進展と結核対策でした。2017年の結核罹患率(人口10万対)は13.3と減少し、非結核性抗酸菌症の患者の方が急速に増加してきている現状です。そのことも踏まえ、2020年1月から本学会の名称が、「日本結核・非結核性抗酸菌症学会」へ変更されることになりました。結核病学会としての地方会は今回が最後となる節目の会です。
 第62回呼吸器学会中国四国地方会、第28回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会と3学会合同で地方会を開催させて頂きます。一般演題のほかに、教育講演、ランチョンセミナー、イブニングセミナーなどのプログラムを準備しております。教育講演では、非結核性抗酸菌症の臨床について、感染免疫、免疫チェックポイント阻害剤使用による抗酸菌感染症への影響などについて企画しています。ランチョンセミナー、イブニングセミナーはCOPD、重症喘息について、見識の深い先生方をお招きし御講演して頂く予定です。
 グローバル化が進み、超高齢社会となる中、抗酸菌感染症は多職種で対応すべき疾患といえます。優秀演題賞も準備しておりますので、より多くの先生方やメディカルスタッフの方に演題をご登録して頂きますようお願い致します。
 山口市には、ポスター写真に使用しております国宝瑠璃光寺五重塔やサビエル記念聖堂もあり、会場近くには湯田温泉もございます。萩・長門・下関・岩国と観光名所も多く、山海の幸をはじめ、山口の日本酒として有名な獺祭・東洋美人・五橋などが楽しめます。
 充実した学会となりますよう、学会員の皆様方からの厚いご支援ならびに多数の演題のご応募と学会へのご参加をお願い申し上げます。