OKAYAMA NUTRITION CLUB

　この度OKAYAMA NUTRITION CLUB（ONC）の代表世話人を川崎医療福祉大学　教授　平井　敏弘先生より引き継ぎ、拝命いたしました津山中央記念病院の平良と申します。
　当CLUBは栄養関係でNSTという概念が珍しい2003年7月に岡山大学で第二外科　梶谷伸顕先生、内藤稔先生が中心となり発足致しました。当時栄養療法は大学病院の中でもそれほど重要視されず、両先生と坂本八千代管理栄養士らでほそぼそとカンファレンス行っていたことをうかがっております。以後藤田保健衛生大学　東口髙志先生を中心としたNST広報活動が活発となり、医師に対しての卒後栄養研修の普及で認知され始め、2010年診療報酬改定でNST加算が新設され全国で爆発的に普及しました。
　当CLUBでは2004年からは全国より高名な演者をお招きした特別講演を含めた研究会を年2回で開催しておりましたが、全国的にも歴史と伝統を有する研究会となっております。
　初代代表世話人でありました梶谷先生がご病気となられたあと、2017年に平井先生が第2代代表世話人となられた後は、岡山PEG・栄養研究会、おかやま栄養連携懇話会の研究会を当CLUBと統合して運営されております。
　2020年3月より新型コロナウィルスによるパンデミックで全世界的に多数の死者が出るという未曾有の事態となりました。この状況の中で栄養状態の維持改善が新型コロナ治療のうえでも重要と再確認されています。
　「お互いに顔を知った仲間が情報共有し、また同時に切磋琢磨する」を当CLUBでは開設時よりモットーとしておりましたが、新型コロナウィルスでの行動規制で開催を延期せざるを得ず、2022年9月に3年ぶりに行うことができました。2023年5月より5類感染症移行により、これまで通りのface to faceの議論が行えることを有り難く感じます。栄養に関係する様々な職種の皆様と一堂に会して、議論を深めていきたく、ご協力をよろしくお願い申し上げます。